少年

壁に貼ってある
いつかの集合写真
日付を見ると
10年も前の物だ
よく大人が言っていた
「時が経つのは早い」と
気づけば僕も
大人になってた

ただ生きてくなんて
死んだも同然だと
街の灯りが
僕に語りかける

膝小僧すりむいて
絆創膏だらけだった
赤く滲んでいた
ここから見える夕日と
同じ色だ

あの日の恋も
寂しげな夕暮れも
忘れられないままに
ただ歩くこの道



あの頃の自分は
紛れもなく「少年」だった
あの日と同じ
あの場所に走り出す



あの日の僕が
こっちを見つめてる
心配なんてないさ
今を死ぬほど生きているよ

チャイムズから  おしらせ